一日震災訓練は、平成１７年から行っており、自主防災組織のメンバー等を対象に、地域における防災体制の充実、強化を図ることを目的とした、震災時に対処できる実践的な教育訓練として実施してきている。
　平成29年度からは、対象を自主防災組織に加えて、一般の住民と広げて住民救助隊養成研修と並記して実施しており、近い将来に発生が危惧される南海トラフ地震等大規模災害に備え、自分や家族の命を守り、被災した近隣住民を助けるための「判断の基準」を理解し、消火、救急、救助を実践するための具体的な方法について、座学と実習の反復で楽しみながら習得していく研修としています。
　今年は、県内の自主防災組織、女性防火クラブ等から約７０名が２日間に分かれて参加の予定です。また、両日とも、住民に対する防災訓練を指導又は企画運営する消防職員を対象とした「地域防災指導者育成研修」の研修生が運営補助・実践等に参加予定です。

講師
　熊丸　由布治　氏（ベアーズ・プランニング代表であり元在日米陸軍統合消防次長。内閣府防災スペシャリスト養成研修講座の講師を務めたり、全国各地で防災教育を専門に実施されている方です。）