公開日 2021年04月26日
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行事名
高須浄化センターで新たな汚泥処理と官民連携したガス発電事業が始まりました。 -
日時
2021年4月1日 -
場所
高須浄化センター(高知市高須304番地) -
知事の出席
無 -
副知事の出席
無 -
取材ポイント
高知市、南国市、香美市の汚水・汚泥を処理する浦戸湾東部流域下水道高須浄化センターにおいて、新たな汚泥処理(消化)と発生するガスを利用した発電事業が4月1日より始まりました。 官民連携した、地球温暖化防止及び循環型社会構築を推進する取り組みで、高知県で初めての下水汚泥を利用したバイオマス発電です。
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内容
(1) 事業概要 本事業は、高須浄化センターで行う下水汚泥処理において、新たな処理方法(消化)を開始するとともに、発生するガスを使った民間事業者による発電事業を行うものです。 高須浄化センターでは、下水汚泥を密閉したタンク内でメタン発酵させて処理する消化施設を導入しました。消化によって、最終処分を行う汚泥の減量化と再資源化(消化ガスの発生・利用)が図られ、維持管理コストの縮減が期待されます。発生するガスは、民間発電事業者(月島機械株式会社)に売却します。 月島機械株式会社は、高須浄化センター内に発電施設を建設し高知県より購入する消化ガスを用いて発電を行います。施設整備と売電を民間事業者が行う民設民営事業です。 なお、再生可能エネルギーによる固定価格買取制度(FIT)を活用し、20年間継続して発電事業を行います。 (2) 発電事業者 月島機械株式会社(東京都中央区晴海3-5-1) (3) 事業期間 令和3年4月1日~令和23年3月31日(20年間) (4) 発電量等 年間想定発電量:約400万kwh(一般家庭の約1,200世帯分) 発電規模 :748kwh(374kwh×2台) (5) これまでの経緯 1)平成28年11月 月島機械株式会社との基本協定締結 2)平成30年 1月 月島機械株式会社との事業契約締結 3)平成28年度~令和2年度 消化層、ガスタンク等消化施設の建設 4)令和2年度 発電施設建設、試運転 5)令和3年 4月 消化による汚泥処理と発電事業開始 (6) その他 現地の状況等(高知県土木部公園下水道課HP) https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/171801/2021041500012.html