第三次高知県ひとり親家庭等自立促進計画（令和４年３月変更）の改定について　～計画期間を２カ年延長します～

　第三次計画は、平成29年度から令和３年度までの５カ年を計画期間としていましたが、本計画を包含する「第二期高知家の子どもの貧困対策推進計画」の改定において、子ども施策とひとり親支援策を総合的に検証し、一体的にPDCAを回すことにより施策効果を高めていくため、両計画の改定時期の整合性を図ることとしました。このため、現行の計画期間を２カ年延長し、第四次計画への改定は令和６年度に行うこととしました。
　なお、計画延長にあたっては、ひとり親家庭の実情把握のために実施しました「令和３年度ひとり親家庭等実態調査」の結果を踏まえ、目標値や取組の見直しを行いました。主な改定のポイントは下記のとおりです。
　今後も、市町村や関係機関・団体等と連携して、本計画に基づく施策の推進に取り組んでまいります。
 

　第三次高知県ひとり親家庭等自立促進計画（令和４年３月変更）[PDF：2MB]

■見直しの主なポイント
○＜実態調査結果（令和３年度）を踏まえた今後の取組＞
　本年度の調査結果では、新型コロナウイルス感染症拡大による世帯収入の減少や、家計の収支の悪化に伴う精神面での不安の増加など、ひとり親家庭を取り巻く生活状況が悪化し、とりわけ低所得世帯が一段と厳しい状況が見られました。こうした結果を踏まえ、下記の支援策に取り組んでいきます。

【情報提供・相談体制の強化】、【就業支援の強化】、【経済的支援の充実】
・「ひとり親家庭相談支援アプリ」（令和４年４月運用開始）を活用した支援制度の周知
・各種の就業支援制度や、手当・貸付等の経済支援制度の情報を必要な家庭に確実に届けるため、「ひとり親家庭相談支援アプリ」を活用したプッシュ型の情報提供を推進
・ひとり親家庭等就業・自立支援センター（令和４年４月～「ひとり親家庭支援センター」）の相談支援機能を強化
　1 遠方の方も利用可能なオンライン相談を拡充
　2 毎月の弁護士相談枠を拡大し、養育費に関する相談への対応を充実

【日常生活支援の充実】
・高知版ネウボラの取組において、子どもの送迎・預かり等の支援を行うファミリー・サポート・センター事業の拡大など子育て支援サービスを充実
・子育てに課題を抱える子どもと家庭を支援するために、子ども家庭総合支援拠点の設置促進や、スクールソーシャルワーカーと市町村児童福祉部署との連携支援体制の強化に向けた取組を推進

○＜目標値の見直し＞
　・実計画期間延長の伴い、令和５年度までの目標値を設定
　　（現在のひとり親家庭のニーズ等や、目標達成状況の評価等を踏まえた見直し）