令和4年7月26日知事メッセージ(第48回高知県新型コロナウイルス感染症対策本部会議)

公開日 2022年07月26日

県民の皆さまへのメッセージ

県内の新型コロナウイルスの感染状況は、6月末から再拡大を始め、この1週間単位では、前週比1.5倍から2倍という急スピードで拡大しており、本日も過去最多となる963人の感染者が確認されました。
この新規感染者数を年代別に見ると、40代以下の若い世代が半数以上を占めており、全体の感染者数の増加に伴い、70代以上の感染者数も増加傾向にあることが、今後に向けての心配材料です。 医療提供体制については、医療機関の方々から、コロナ患者の方々の治療への対応もさることながら、医療従事者、その家族の方々のコロナ感染に伴い、治療に当たる人材の確保が問題になってきていると伺っています。 また、発熱外来や、無料検査センターなど、検査に関わる現場においては、感染者数の増加に伴い、検査を希望する方々で混雑するといった状況が出始めているところです。 これまでの医療機関のご協力に関して、心から感謝を申し上げます。医療従事者の方々には、非常に献身的に検査や治療に当たっていただきました。県としても、少しでも医療機関の負担を軽減するために努力してまいりますので、引き続きご協力をお願いします。具体的には、介護付きの宿泊療養施設「やまもも」の開設、発熱外来の負担を軽減するための検査キットの配布、そういった対策の強化を考えていますので、医療従事者の方々には、引き続きご協力をお願いします。感染力は強い一方、重症化率は低いのが第7波の特色です。この状況を鑑みると、今までの「県の対応の目安」の考え方が実情に即してない面があります。したがって、「県の対応の目安」の運用の考え方や、「特別警戒」、「非常事態」というステージの判断基準、その時点での対応について、運用変更を行うこととしました。主な内容は、以下の3点です。1点目は、「県の対応の目安」の運用の考え方です。感染力は強いが重症化率は低い第7波の感染状況を踏まえ、医療のひっ迫状況を適切に判断することが、指標を活用する上で最も重要であると考えています。従来から「最大確保病床の占有率」を重視してきましたが、「直近7日間の70代以上の新規感染者数」の指標も重視していきます。加えて、ステージの変更に当たっては、医療関係者の方々のご意見、各都道府県の状況、その背景にある国の方針、こういったものを踏まえて、総合的に判断していきます。2点目は、「特別警戒」、「非常事態」ステージの判断基準です。「最大確保病床の占有率」の指標の判断基準を、40%以上は「特別警戒」ステージに、50%以上は「非常事態」ステージに変更することとします。3点目は、「特別警戒」、「非常事態」ステージの対応についてです。「特別警戒」ステージにおいては、医療提供体制のひっ迫緩和に直接的に効果がある対策や、社会経済活動への影響が比較的限定的な対策を講じていくことを検討していきます。会食・旅行・イベントなどに関する本格的な行動制限を行うことについては、病床占有率が50%以上の「非常事態」ステージに相当する段階において、検討することとします。県民の皆さまには、引き続きコロナ感染に対して、十分警戒をいただき、「不織布マスクの着用」、「三密回避」、「十分な換気対策」、「小まめな手指消毒」など、基本的な感染防止対策の徹底をあらためてお願いします。発熱や喉の痛みなどの症状のある方は、通勤・通学や外出を控えていただき、連日クラスターが発生している、高齢者施設や医療施設などの従事者の方々には、体調管理に十分に留意していただくようお願いします。発熱外来の受診希望の方々が大変増えていますので、医療従事者の方々の負担軽減を考え、症状がある方に対する抗原定性検査キットのご家庭への配付について、早期に実施できるよう指示しています。また、無症状でも感染に不安を感じる方々に関しては、県が設置する検査会場や、薬局などでの無料検査を積極的にご活用いただくようお願いします。ワクチン接種が対策の鍵となります。3回目の接種を終えられていない方々、重症化リスクの高い60代以上の方々、18歳以上で基礎疾患を有する方々については、4回目の速やかなワクチン接種をお願いします。今後、夏休み、お盆期間など、人の移動が多くなる時期に入りますので、外出や他県との往来、会食の際には、あらためて基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。外出や旅行、帰省される際に、重症化リスクの高い高齢者や、基礎疾患を有する方と接する機会がある場合など、感染防止の必要性が特に高い場合は、「3回目のワクチン接種」又は「抗原検査などよる陰性確認」を行うことをお勧めします。他県に移動する場合には、移動先の都道府県知事が出している要請に沿って行動していただき、多人数での会食など、特に感染防止の必要性が高い場合は、参加者全員の「3回目のワクチン接種」又は「抗原検査などによる陰性確認」をした上で、実施することをお勧めします。8月1日から18日までの間は、高知駅前に臨時の検査センターを開設する予定としていますので、外出や旅行、帰省する際には、ぜひ活用をお願いします。本日、900人を超える新規感染者が確認され、本県は、感染第7波の真っ只中にあります。そうした中で、医療従事者の方々には、大変ご負担をおかけしていますが、この負担をできる限り、そして速やかに軽減するよう、県としましても最大限の努力をしたいと思っています。県民の皆さまには、あらためて基本的な感染防止対策をしっかりお願いします。自分の身の安全は自分で守ることが、第7波に関しても求められているところです。県としても新しい対応ステージの考え方に沿って、必要な対策をしっかりと講じて行くことを約束いたしますので、引き続き、県民の皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。

 

夏休み、お盆期間中のお願い(8/31まで)

〇外出・移動について
(1)夏休み、お盆期間中は、人の移動が多くなる時期になりますので、今一度、不織布マスクの正しい着用、3密の回避、十分な換気対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止対策を徹底してください。(特に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、ワクチン3回目の接種を終えられていない方)
(2)混雑した場所、換気の悪い場所や感染対策が十分でない施設など感染リスクが高い場所への外出は極力控えてください。
(3)旅行や帰省する際に、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方と接する機会がある場合など、感染防止の必要性が高い場合には、事前に「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認(※)」することを推奨します。※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。(8月1日~18日までは、高知駅南口東側歩道に「高知県抗原定性検査センター」を開設します)
(4)発熱などの症状がある方や体調の悪い方は、他県との往来を控えてください。
(5)他県へ移動する際は、会食時の対応を含め移動先の都道府県知事が出している要請(※)に沿って行動してください。※例えば、沖縄県は来訪者に対して、「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認」を呼びかけています。
〇会食について
(1)会食時においても、基本的な感染防止対策を徹底してください。
(2)会話が主となる時間帯には、できる限りマスクの着用を励行するなど、飛沫感染の防止に努めてください。特に、飲酒の場などでの「献杯・返杯」や「大声での会話」、「マスクを外してのカラオケ」など、感染リスクの高い行動は、控えるようお願いします。
(3)可能な範囲で規模を縮小し、可能な範囲で時間を短縮いただくようお願いします。
(4)多人数での会食など、感染防止の必要性が高い場合には、参加者全員について、「3回目のワクチン接種歴の確認」又は「抗原定性検査(※)による陰性確認」をした上で、実施することを推奨します。
※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。
(5)飲食店を利用する際は、できる限り「高知家あんしん会食推進の店」の認証店を利用していただくようお願いします。
〇旅行や帰省で高知県に来訪する方についても、上記にご留意ください。
※県外にお住まいの方は、お住まいの都道府県で無料の「抗原定性検査等」を受けることができます。

 

県内の感染状況を踏まえた対応方針、県民・事業者の皆さまへのお願い

「感染症対応の目安」におけるステージ:警戒(オレンジ)(令和4年7月26日時点)

7月26日からのお願い(8月31日まで)

○県民の皆さまへ
(1)不織布マスクの正しい着用(別紙「屋外・屋内でのマスク着用について」、「子どものマスク着用について」を参照)、3密の回避、十分な換気 対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止対策を徹底してください(特に重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方、 ワクチン未接種の方)。
(2)家庭内では、部屋の換気、共有部分の消毒、タオルや食器の共用を避けるなど、感染防止対策の徹底をお願いします。特に重症化リスクの 高い方々と同居している家庭では、家庭内においても会話の際などには、マスクの着用をお願いします。
(3)接触確認アプリ「COCOA」をインストールしましょう。
(4)感染者やその家族、医療従事者等に対し、誹謗中傷や差別的な行為を行わないようにしてください。
(5)発熱、喉の痛みなどの症状のある方は、検査協力医療機関での受診をお願いします(行政検査として無料)。 また、無症状でもご不安のある方は、県が設置する検査会場や薬局等で無料検査を受けることができます。
(6)ワクチンの3回目接種により、発症や重症化を防ぐ効果が回復するとされています。メーカーにこだわることなく、できるだけ早期に3回目のワクチン 接種をお願いします。 現在、県内では3回目の接種率が低い若い世代を中心とした感染が続いています。若い世代の方々は積極的に3回目のワクチン接種を お願いします。 感染時の重症化予防を目的としたワクチンの4回目接種について、対象となる60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患を有する方等は、 速やかなワクチン接種をお願いします。

○事業者の皆さまへ
(1)業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策(特に、従業員のマスク着用)を徹底していただくようお願いします。
(2)室内の十分な換気、こまめな手指消毒、共有部分の消毒など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
(3)在宅勤務(テレワーク)や時差出勤等、人との接触機会を低減する取組を推進していただくようお願いします。
(4)医療機関や高齢者施設においては、感染防止対策の徹底・レベルアップをお願いします。

1 会食について
(1)会食時においても、不織布マスクの正しい着用、3密の回避、十分な換気対策、こまめな手指消毒をはじめとした基本的な感染防止対策を徹底 してください。
(2)可能な範囲で規模を縮小し、可能な範囲で時間を短縮いただくようお願いします。
(3)会話が主となる時間帯には、できる限りマスクの着用を励行するなど、飛沫感染の防止に努めてください。
(4)多人数での会食など、感染防止の必要性が高い場合には、参加者全員について、「3回目のワクチン接種歴の確認」又は「抗原定性検査(※)による陰性確認」をした上で、実施することを推奨します。 ※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。
(5)飲食店を利用する際は、できる限り「高知家あんしん会食推進の店」の認証店を利用していただくようお願いします。
(6)特に、飲酒の場などでの「献杯・返杯」や「大声での会話」、「マスクを外してのカラオケ」など、感染リスクの高い行動は、控えるようお願いします。

2 外出・移動について
(1)外出の際には、基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。
(2)混雑した場所、換気の悪い場所や感染対策が十分でない施設など感染リスクが高い場所への外出は極力控えてください。
(3)特に、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方と接する機会がある場合など、感染防止の必要性が高い場合には、 事前に「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認(※)」することを推奨します。 ※県内にお住まいの方は、県が設置する検査会場等で無料の検査を受けることができます。 (8月1日~18日までは、高知駅南口東側歩道に「高知県抗原定性検査センター」を開設します)
(4)発熱などの症状がある方や体調の悪い方は、他県との往来を控えてください。
(5)他県へ移動する際は、会食時の対応を含め移動先の都道府県知事が出している要請(※)に沿って行動してください。 ※例えば、沖縄県は旅行等の来訪者に対して、「ワクチンの3回目接種」又は「抗原定性検査等による陰性確認」を呼びかけています。

3 イベント等について
 開催にあたっては、以下の点に注意したうえで、業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策を徹底してください。
(1)参加人数が5,000人超かつ収容率50%超のイベント開催については、県へイベント開催の2週間前までに「感染防止安全計画」を提出してください。   「感染防止安全計画」を策定し、県による確認を受けたイベントは、人数上限は収容定員までかつ収容率の上限を100%とします。※「大声なし」が前提
(2)(1)以外のイベントの人数上限は、5,000人又は収容定員50%以内のいずれか大きい方とします。 収容率は、「大声なし」のイベント等は100%、「大声あり(注)」のイベント等は50%とします。 ※収容率と人数上限でどちらか小さいほうを限度(両方の条件を満たす必要) 感染防止策等を記載した「チェックリスト」を作成してホームページ等で公表し、イベント終了日から1年間保管してください(県への提出は不要です)。 (注)大声を「観客等が通常よりも大きな声量で、反復・継続的に声を発すること」と定義し、これを積極的に推奨する又は必要な対策を十分に施さないイベントは「大声あり」に該当するものとします。

4 高齢者が入院・入所している施設について
(1)利用者及び従事者に対するワクチン追加接種を速やかに実施してください。
(2)マスク着用、送迎時の窓開け、発熱した従事者の休暇等、「介護現場における感染対策の手引き」に基づく対応を徹底してください。
(3)従事者からの感染を防ぐため、従事者の方は、日頃から基本的な感染防止対策を徹底するとともに、体調管理に留意してください。
(4)面会者からの感染を防ぐため、オンラインによる面会の実施も含めて対応を検討してください。
(5)通所施設においては、動線の分離など、感染対策を更に徹底してください。

5 乳幼児施設について
(1)できるだけ少人数のグループに分割するなど、感染を広げない保育を実践してください。
(2)保護者が参加する行事の延期等を含めて、十分な感染対策が取れない場合は、大人数での行事は控えるようお願いします。
(3)発熱等の症状がある児童の登園は控えていただくよう徹底してください。
(4)発熱等の症状がある職員の休暇取得の徹底や、職員に対する早期のワクチンの追加接種等を行ってください。

6 学校・部活動について
(1)咳や咽頭痛、発熱等の症状が少しでも現れた場合には、速やかに医療機関を受診してください。
(2)熱中症のリスクが高いことが想定される登下校時や体育の授業及び運動部活動等においては、マスクの着用は必要ありません。 ただし、マスクを外す際は、周囲の者と十分な距離を取る・換気を徹底するなど感染症対策を講じてください。
(3)特に、次の感染対策の徹底をお願いいたします。
  ・食事の場面では黙食を徹底し、食事の後に会話をする際にはマスクを着用してください。 ・更衣室での会話を控えるようお願いします。

県立学校の部活動について
(1)活動時間は、平日は2時間程度、週休日等は3時間程度とします。 ただし、1ヶ月以内に公式戦・発表会等の出場が決まっている部活動については、校長が認めた場合、平日は3時間程度、 週休日等は4時間程度とします。
(2)県内外校との練習試合等は、校長の判断により認めます。 ただし、自校及び相手校の感染状況を十分に考慮した上で判断することとします。

この記事に関するお問い合わせ

高知県 危機管理部 危機管理・防災課

所在地: 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号
電話: 危機管理担当 088-823-9311
防災担当 088-823-9320
情報担当 088-823-9339
総務担当 088-823-9018
※夜間・休日における危機事象や災害の発生など緊急の連絡については、
高知県庁の代表電話(088-823-1111)へご連絡ください。
ファックス: 088-823-9253
メール: 010101@ken.pref.kochi.lg.jp
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