「おかしなハナシにきをつけて！！」

　５月27日(月）に高知大丸北側のアーケードで、幼稚園児が特殊詐欺被害を防ごうと、通行人にチラシ等を配布して啓発活動を行いました。

　啓発活動を行ったのは高知聖母幼稚園の園児さん20名です。

　同じ日に行われた「高知大丸の一日店長」を体験した後、アーケード内で通行人に対し、少し恥ずかしながらも勇気を出して、「おかしなハナシに気をつけて！！」、「詐欺に気をつけて」などと声をかけ、「振り込め詐欺をミやぶレー」ビスケットや啓発チラシ等を手渡しました。

     　

　県警察によると、昨年の県内における特殊詐欺被害は、認知件数34件、被害額約6,581万円に上っており、本年は、４月末現在で認知件数12件、被害額約9,490万円と、昨年を超えるペースで被害が拡大しています。

　また、最近では、ＳＮＳを利用した投資詐欺やロマンス詐欺の被害が全国的に拡大しています。

　ＳＮＳ型投資詐欺は、交流サイトで投資家や著名人の名をかたって高配当をうたう投資に勧誘し、投資金や手数料等の名目で金銭をだまし取る手口です。ロマンス詐欺は、マッチングアプリなどで知り合った相手方が投資を勧めたり、面会費用を求めたりして、現金をだまし取る手口です。

　県警察によると、本年４月末現在における県内のＳＮＳ型投資詐欺の被害は、認知件数14件、被害額約３億1,169万円であり、ロマンス詐欺の被害は、認知件数15件、被害額約１億4,673万円に上っています。

　もうけ話を見聞きしたときや金銭の要求等があった場合は、すぐに申込んだりお金を振り込んだりせず、周囲の人に相談するなどして、被害に遭わないようにしましょう。