令和3年10月28日 知事の記者会見

公開日 2021年10月28日

1 衆議院総選挙について①

2 都道府県魅力度ランキングについて

3 衆議院総選挙について②

4 今回の衆院選での特定候補応援について

5 知事の選挙に対するスタンス(立場)について

6 県民の浜田県政への満足度調査結果について①

7 県民の浜田県政への満足度調査結果について②

8 新型コロナ感染の医療体制について①

9 新型コロナ感染の医療体制について②

10 来年度の当初予算編成について①

11 来年度の当初予算編成について②

12 関西戦略について

 

定例会見知事説明資料[PDF:292KB]

 

(司会)
 それでは、ただいまから知事記者会見を始めさせていただきます。冒頭に知事から新型コロナウイルスの対応方針等について説明があります。

 

(知事)
 それでは、本日は最初に私から、最近の新型コロナウイルスの県内の感染状況、当面の対応方針について簡単にご報告させていただければと思います。
 いわゆる第5波が8月後半から9月前半にかけて、かつてない大きさで本県を襲った訳ですが、ここ1ヵ月程度を見ますと、ひと言でいいますと、かなり落ち着いた状況にあると言えると思います。直近で見まして、感染 者が10人になったのが9月24日でして、それ以来、ここ1ヵ月は日々の感染者数が1桁にとどまっているということです。
 また、ここ3週間ほどをご覧いただきましても、今月中旬には少し感染者が増加傾向にあったことはございましたけれど、ここ1週間ほどは再び落ち着いた傾向になってきているということですので、対応のステージも、 今月中旬の感染者数の増加に対応して「警戒」という3段階目のレベルに引き上げておりましたけれども、一昨日「注意」ということで、下から2番目の段階に戻しております。大分サンプルが少なくなった関係がありまし て、感染経路の不明割合が少し高いということはありますけれども、基本的な指標となります新規感染者数、あるいは、ベッド占有率、こういうところの数値はかなり落ち着いた数字になってきているということです。
 これも踏まえまして、県民の皆さんへのメッセージ、お願いに関しまして、時点修正的な中身ではございますけれども、改めまして、皆さんにお願いしたいと思います。基本的な中身は変わりません。
 マスクの着用ですとか手洗いとか3密の回避、こういった基本的な感染防止対策を引き続きお願いします。とりわけ、2回のワクチン接種がまだの方は注意をお願いします。中身としてはこうしたことを中核にいたしまし て、これは今まで今月いっぱいということでお願いしてまいりましたけれども、もう1ヵ月延ばしまして、来月いっぱいのお願いとして、引き続き県民の皆さんに、基本的な感染防止対策をお願いをする中身になっておりま す。
 ひと月と言いますのは、敢えて申しますと、国も今後のコロナ対応の全体像を、11月中にはお示しいただくスケジュール感をお聞きしておりますし、一定、期間の区切りをおいてお願いしていくべきだろうとした場合、月 単位で基本的な対策の徹底をお願いしようということにした次第です。
 併せまして、本日この機会に、以前は8月分について分析をお示ししていましたが、県内の新規感染者とワクチン接種履歴の増加の関係の分析について、9月のデータを同じような手法でまとめてみましたので、改めてご 報告いたします。
 感染者数をご覧いただきますと、特に未接種の方は、感染の波が収束の方向に向かったこともありまして数は減っておりますが、接種が済んだ方は、人数としては変わってない。ただ、母数としては8月末から9月末にお きましても、ワクチン未接種の方が随分と減りまして、2回接種をして2週間経過をして抗体ができたと考えられる方の数が大幅に増えていることがございますので、10万人当たりで割り算をしてみますと、未接種の方・10 万人当たりの発現率に比べまして、2回接種が終わって2週間が経った後の発現率は、8月に分析しました時は38分の1という数字を申し上げましたけれども、今回は、さらにそれよりも低くなっておりまして、未接種の方 に比べまして58分の1、人口10万人当たりでならして計算しますと、これだけ低い数字に留まっているということでありますので、県内のデータでご覧いただいても、やはり、ワクチン接種の効果は非常に大きいと、発症予 防の効果は大きいということは言えると思います。
 こうしたことでございますので、県民の皆さまには、引き続き、ワクチン接種がまだの方に関しましては、ワクチン接種について改めて積極的に対応をお願いしたいと思います。
 ただ、逆に言いますと、2回接種を終えられた方でも、県内で1ヵ月に20人ぐらいの方が残念ながら感染されているということでありますので、いわゆるブレイクスルー感染は現実に起こっていることです。その意味で、 ワクチン接種が終わった方についても、マスクの着用といった基本的な感染防止対策については引き続き対応をお願いしたいということを申し添えたいと思います。
 併せまして、せっかくの機会でございますので、1点、皆さまにお願いしておきたいのが、インフルエンザの予防対策でございます。来月に入りますと、季節性のインフルエンザが流行しやすい時季になってまいります。 昨年は同時流行の恐れもあって、随分といろいろな対策も取った結果もありまして、インフルエンザの罹患者数が少なかったということですが、専門家の方々のご意見によりますと、昨年の流行が無かったことで、免疫が形 成されてない可能性もあると。だとすると、今年は仮にコロナが比較的抑えられたとしても、インフルエンザの方は、また大流行の恐れをしっかり警戒する必要があるのではないかというご意見もお聞きするところです。
 その意味で、発症の予防あるいは重症化の予防のために、特に高齢者、あるいは基礎疾患をお持ちの方などにつきましては、ぜひ、インフルエンザのワクチン接種についても、対応いただくようこの機会に呼びかけさせて いただければと思います。
 私からは以上であります。

 

(司会)
 それでは、幹事社からの質問をお願いいたします。

 

 衆議院総選挙について①
(京面・テレビ高知記者)
 31日に衆院選の投開票が行われます。解散から投開票まで17日間、戦後最短の日程となっておりますけれども、この日程についての受け止めと、今回の衆議院選の意義、そして、低迷する投票率について、何かお考えがあれば、おっしゃっていただいてよろしいですか。

 

(知事)
 この選挙の投開票までの日程に関しましては、事前のいろいろな報道や観測によりますと、11月前半と言われていたのが、最終的に総理のご判断だと思いますけれども、10月31日ということで、選挙準備にあたる選挙管理 委員会などの事務担当者も、当初想定したよりは1週間ないし2週間、前倒しの形になったと思っております。
 ただ、今回は衆議院議員の任期満了が10月21日ということがありましたので、そういう意味では、この時期いずれにしても選挙が行われることは、あらかじめ分かっていたことではありますので、そういった意味で、選挙 事務の準備については、最後のところへ来ての前倒しでありましたので、非常にご苦労いただいたと聞いておりますけれども、何とか対応していただけていると思いますし、日程そのものに関しては、任期満了が過ぎており ますので、おそらく総理の判断としても、できるだけ早い時期に投票をして、空席の期間をできるだけ短くするという判断もあったのではないかと拝察しているところです。

 

 都道府県魅力度ランキングについて
(清野・朝日新聞社記者)
 ちょっと時間がたってしまったのですけれど、先日、発表された民間調査・47都道府県魅力度ランキングについてなんですけれど、今年、高知県は昨年の36位から少し上がりましたけれども、真ん中よりは下の29位でした。この29位の結果についての見解と、あと群馬ですか、下位の県の知事から反発が上がったらしいですけれど、こういうランキング自体を知事として、どう思ってらっしゃるかお聞きします。

 

(知事)
 民間の調査会社が発表された魅力度ランキングですけれども、ご質問もあるということで少し調べてみましたが、どうも47都道府県のうち、これを三つのグループに分けて15、6都道府県のアンケートを、お答えいただく 方にずらっと並べて、「魅力度があるかないかを5段階で評価してくれ」というアンケートをして、それを点数化して順位を付けたともののようです。
 その意味で、県の魅力といった場合、いろいろな側面が本来あると思いますが、そこら辺りは全て捨象して「魅力があると思うか、ないと思うか5段階で点数を付けてください」といった調査になっておりますので、なか なか中身の検証がしにくいのが正直あると思います。順位が上がった、下がった。何で上がった、下がったかといっても、これはこのとおりですと、それ以外に情報はなかなか無いということですので、なかなか分析は難し いと思います。
 客観的に出ている、ここ10年ぐらいの、例えば高知県の順位を調べてもらいますと、年によってデコボコありますけれども、大体20位台の後半か30位台の前半のところで収まっているということですから、こういった調査 の中身の性格上、あまりこれに一喜一憂しても致し方ないのではないかと。むしろ、これは私自身の受け止めとしては、各都道府県の知名度であったり、印象であったり、注目度であったり、そういったものの一種の人気投 票的な要素の方が強いのかなと思いますので、それはそれとして、全く意味がないとは申しませんけれども、そういった一種の人気投票的なものなんだと、冷静に受け止めるべきものではないのかと思っています。
 その意味で、もちろん魅力度は低いと出るよりは高いと出る方がありがたいし、嬉しいことは確かでありますけれども、あまりそこの順位にこだわって競争するよりは、各地域の、本県であれば高知県の強みをしっかり生 かして、地域の活性化を図っていく。元気で楽しい県にしていく努力をしっかりとしていくことが大事なのではないかと受け止めております。

 

(司会)
 それでは、各社からの質疑に移らせていただきます。質問をされる方は社名とお名前を発言の上、お願いいたします。

 

 衆議院総選挙について②
(京面・テレビ高知記者)
 先ほどの質問と重複してしまうかもしれませんけれども、選挙の話でして、今回の衆院選の解散の意義をどのようにお考えになっていらっしゃるかということと、どなたか特定の候補者を支援される予定はありますかとい うことと、改めて選挙について、県民に投げかけたいメッセージがあればお願いいたします。

 

(知事)
 今回は、形は最終的には解散総選挙とはなっておりますけれども、事実上、タイミングとしては、任期満了にほぼ近い選挙になっていることではないかと思います。
 もうこの時期の選挙になりますから、やはり議論の中心になるのは当面の新型コロナウイルスの感染防止対策と社会経済活動の回復の両立をどう図っていくかということ。当面の経済対策をまずは優先だと思いますが、ど う講じていくかというところから始まって、今後の経済社会のあり方ですね。そして、私自身の関心としては、地方創生施策でありましたり、そのための具体的な大きなテコになるであろうデジタル化やグリーン化、こうい ったものをしっかりと議論いただいて、その方向性について国民的な議論を経て前へ進んでいく一つの契機になることが望ましいことではないかと考えております。
 私自身は、一応、政治家の1人ではございますけれども、県行政のトップという立場も片方ではあります。そういう観点からすると、もちろん政治的に全く中立でなければいけないということは、必ずしもないかもしれま せんけれども、政治的な中立の要請というのも、行政トップとして求められることだと思いますので、特定の候補とか政党の支持を明言して応援するというよりは、コロナ対策であったり、地方創生の施策、そういったもの をしっかり議論いただいて、県勢浮揚についても応援いただけるような候補者、あるいは政党の方々に頑張っていただきたいと思って見ているところです。
 あと、あえて申しますと、昨今の投票率を見ますと、前回の衆議院選挙の県内の投票率が51.87%、過去2番目に低いということです。かつ、全国平均より下回っていることは、ひと言でいいますと、大変、残念な数字だと 思います。いうまでもなく、選挙というのは民主主義の根幹をなすものでありますし、県、市町村を含めまして公権力の行使というのは、国民の皆さんから由来するものだという意味では、一人でも多くの有権者の方々に選 挙に参加していただいて、政治的な意思表明をしていただくことが望ましいと思っておりますので、選挙管理委員会でもいろいろな啓発の手立てを取っていただいておりますけれども、県民の皆さんにもぜひ、こぞって投票 に参加していただくことを、私からもお願いできればと思っております。

 

 今回の衆院選での特定候補応援について
(大山・高知新聞社記者)
 一つは今の質問に関連するんですが、選挙の応援について、今回は特定の候補の応援、支援というのはされてない、今後もしないということでよろしいですかという確認をお願いします。

 

(知事)
 もちろん、私自身も2年前に選挙で選ばれた立場でありますから、その時々に応援いただいた方々、心情的にはそういった方々のご健闘をお祈りすることはございますし、さまざま気持ちの上での応援ということはありますけれども、公にこの候補を、あるいはこの政党をという形で積極的に露出していくつもりはございません。

 

 知事の選挙に対するスタンス(立場)について
(大山・高知新聞社記者)
 以前、市町村長選についてお伺いしたときも、あまり前面に出て走り回ることは差し控えるべきだということをおっしゃっていましたが、知事の選挙に対するスタンスとしては、今回だけではなくて、あまり特定の候補者を応援しない、基本的にそういうスタンスをとられるということでしょうか。

 

(知事)
 もちろん時と場合によると思います。ただいま申し上げたような県の行政トップとしての一種、中立を求められる立場、中立・公平というのを期待される立場が片方でございますが、もう片方で、県勢の浮揚をはじめとす る県政の課題解決であったり、あるいは県政の推進ということから、必要な場合には政治的なツールも使って訴えかけ、働きかけをしなければいけないこともあると。その関連で選挙において特定の候補者であったり政党の 支援をより踏み込んで行うべき場合もあり得ると思います。
 というのは一般論として持ちながらも、今回の選挙に関して申しますと、中立的な要請を期待されているであろうという原則的なベースの部分は大事にしたいという判断をしているということです。

 

 県民の浜田県政への満足度調査結果について①
(大山・高知新聞社記者)
 先日、衆院選に合わせて、弊社で県民世論調査をした時に、濵田県政の満足度を聞く調査をしました。その結果は、「大いに満足」が14.5%で、「ある程度満足」59.2%、合わせて73.7%が満足という結果でしたけれど、この数字をどう受け止めていますか。

(知事)
 この2年弱の県政の運営に関しまして、7割以上の方が一定程度以上満足であるという形のご意見をいただいたのは、非常にありがたいことだと思っておりますし、私自身も嬉しい結果、ニュースを聞かせていただいたの が率直な受け止めです。この2年弱は、大半が新型コロナウイルスの対応に追われた部分もございますけれども、そういった対応に加えて、県勢浮揚に向けてのいろいろな努力もしてきたところは、それなりに県民の皆さん に見ていただいたということではないかと受け止めております。
 ただ、例えばコロナの対応、感染防止対策であったり、経済影響対策であったり、個々にはいろんな形でお叱り、ご批判をいただいた中身もございますし、後、あえて申しますと、調査いただいたタイミングが、幸い新規 の感染者が比較的収まったタイミングでの調査だったと思いますから、その点では、ある意味ラッキーだった面もある数字だと思います。これが感染の拡大時に行われた調査だと、恐らくもっと辛口の厳しい評価だったので はないかという面もあり得るだろうと思います。
 その意味では、結果そのものは大変嬉しく思っておりますが、これに慢心することなく、かねてから県政への基本的な姿勢を「共感と前進」というキーワードを掲げておりますけれども、県民の皆さんとの対話を通じて、 あるいは県民の皆さんが今県政に何を求めているかということに想像力を働かしながら、県民の皆さんの共感をいただける県政をして、課題解決あるいは県勢浮揚に向けて着実な前進が図れる県政というスタンスで、地道に 謙虚に県政に向き合っていきたいと考えております。

 

 県民の浜田県政への満足度調査結果について②
(大山・高知新聞社記者)
 同様の調査を前知事の時にもやってまして、その前知事の1期目の調査の満足度は72.4%だったり68.5%だったのですが、それより高い結果が出ていますが、このことについて感想はありますか。

 

(知事)
 若干数字が端数の部分が高いことかもしれませんけれども、その点については、前知事と比べてどうこうというようなことを特に意識したことはございませんけれども、尾﨑前知事は3期にわたりまして、特に3期目の同 様の調査では非常に高い、8割後半ですかね、満足度を得られたというところで、私自身もその点についてはある意味、畏敬の念を持っておりましたので、あえて申し上げれば、その尾﨑前知事の1期目とほぼ同じような水 準の満足度で船出がきれたことは、私にとっても嬉しい結果であったことは確かであります。

 

 新型コロナ感染の医療体制について①
(中田・高知民報記者)
 新型コロナですけれども、イギリスでまた大流行が始まったりして、第6波も遅からずわが国にも来ると思いますが、それに向けて今その医療体制の強化というか、病床増強とかいうことに取り組まれていると思います が、片方でその地域医療構想の病床削減とか、それを推進するというのも進んでいると。というのは、やはり矛盾するといいますか、ちょっと変といいますか、要はパンデミック前の医療削減の流れと、ちょっとごちゃごち ゃに今なってるのではないかなという感じがしますが、いかがでしょうか。

 

(知事)
 今後想定される第6波の感染への備えに関しては、これは県議会でも議論になりまして、お答えいたしましたけれども、国でも全国的に、この時期にしっかりとした体制を整えるべしということで要請が参っておりますか ら、そういうものにも応えまして、11月中には新しい病床の確保あるいは保健所体制の整備等も含めた、感染防止対策についての新たな計画をまとめることで、今、準備をさせていただいております。
 そうした一方で、多分、公的あるいは公立病院の再編の動きというのが、矛盾していないかというお話だと思います。これについては、厚生労働省も、一種、今は議論は凍結状態ではないかと思いますし、頭の整理といた しましては、新しい医療計画を作る中で、感染症の対応というところも含めて、公立・公的な病院のベッドのあり方ということをしっかり整理していくんだと。これは少し次のフェーズとして、この冬に向けての病床確保と いうところとは少し別の話として、そういった議論を次の医療計画の中でしていくことだと思います。
 ただ、いずれにしましても、公的・公立の病院は、わが国の場合は民間の病院が病床数でいえば大半を占める中で、税金も含めて公的な支えで、いわば公益性の高い医療を提供する使命を持っていると考えますので、最 後、ある意味では税金を投入してでも不採算であっても公的に供給しなければならない医療、そこを公立病院、公的な病院が提供するのが存在意義だと思いますので、その点を今回のコロナの流行も踏まえて、改めて精査し て、次の医療計画の中で位置づけを明確化していくということではないかと考えております。

 

 新型コロナ感染の医療体制について②
(中田・高知民報記者)
 知事の今のご発言も、以前は議論のきっかけをいただいたので、評価されたようなお話もあったと思いますけれども、今は計画もパンデミックの時代に合わせて、一定修正をしていくべきではないかと受け止めましたが、そういうことでしょうか。

(知事)
 そこは今からの議論だということだと思います。具体的にやはりそういった、今回の新型コロナウイルスの対応もあって、それがたまたまではありますけれども、公立・公的な病院の再編の議論が行われていた最中に起こ ったこともある中で、現実に、どことは申しませんが、やはり県内の公的な病院の中にも、こういう時だからこそ、コロナ対応も積極的に受けなきゃいけないということで、積極的に病床の提供をしていただいている病院も あると思っておりますから、そういった病院の心意気というのですか、気持ちというのは、これは私としても重く受け止めて、そういった中で新しい医療計画の中でもより精緻な議論をしていく中で、どう位置づけていくか ということを議論していくべきことではないかと思っています。

 

 来年度の当初予算編成について①
(大山・高知新聞社記者)
 先日、県の当初予算の編成方針が発表されたと思います。その中で次世代施策の推進枠、特別枠を設けて、特別枠の予算額もかなり大きく拡大する考えだと思います。この狙いを改めて教えていただけますか。

 

(知事)
 毎年の予算編成の中で、一言で言いますと、変わっていますし、また行財政、行政事業も変化しています。一方で、役所の予算システム、予算に限りませんけれども、いろんな体制は、まず前例踏襲とは言いませんが、前年度の実績がベースになって行われていることはありますので、時代の変化に合わせて、予算の中身もより効果が高い、必要度が高い施策にシフトしていく必要があるということが大前提としてございます。
 そうした中で、予算の実務という意味で、ある意味、便法的なところもあって取っておりますのが、一種のシーリング方式で、ある程度一定裁量が利くような施策については、まずは一旦一定程度、例えば1割とか5%ですとかを前年比で削減して予算を組み立ててもらって、しかし、削減しっぱなしではなくて、一つ削減した部分を財源として、新しい事業に回していくという仕組みを取り入れていることです。
 その意味で、削減した部分の3倍を要求の上限にして、特に今からのまさしく次世代に向けた、高知県が飛躍をしていくために必要となっていく施策のキーワードであろうデジタル化、グリーン化、そしてグローバル化といったものに関連した施策を、ぜひ私としては庁内の各部局の所掌の事務施策の範囲の中から、後押しできる施策を、新しいものをぜひ考えてもらって、いわばコンテストという形で、来年度の予算編成の中で、高知県を今 後伸ばしていけるような、県政を伸長していけるような施策のウエイトを高めていきたいと、そういう意味で、今回の要求基準を設定させていただいたということです。

 

 来年度の当初予算編成について②
(大山・高知新聞社記者)
 重点的に取り組む分野として、デジタル・グリーン・グローバルというのを掲げられていて、そこの新しい取り組みに予算を多く充てるということだと思うのですが、庁内からもっと積極的に案を出してほしい、政策を出してきて欲しいという意図があって、予算枠を大きくされたという狙いがあるのでしょうか。

 

(知事)
 もちろんそれはございます、例えばグリーン化などにしましても、今アクションプランの策定をしていますけれども、2050年のカーボンニュートラル、あるいは、それの中間、2030年に向けての目標とする姿に、本気で向 かっていこうと、達成しようとすれば、財政的にもかなりその方向でのてこ入れは必要になってくるという思いがございます。デジタル化・グリーン化等を進めていくというのであれば、当然お金が必要というのは、私としては思いがあり、それを各部局がやっていく中では、お金が必要いう背景が当然あると思いますので、具体的にこういった事業をこういった形でやると効果が期待できて、前へ進んでいくというものをぜひ新しく考えて、いろいろ提案して欲しいという意味で、今回こうした枠組みを取ったと考えていただければと思います。

 

 関西戦略について
(林 高知放送記者)
 明日確か関西戦略、来年度の話し合いで大阪に行かれるということで、このタイミングなのでちょっとお聞きしたいのですけれど、今年度の関西戦略、上半期の振り返りとまた下半期、また来年度の展望を簡単におっしゃっていただければと思います。

 

(知事)
 明日、約半年振りになると思いますが、現在委譲しているアドバイザーの方々にお集まりいただいて、PDCAサイクルの一環として会議を開催しまして、ご意見を伺うことにしております。
 三本柱のうち、特に観光のインバウンドの部分は、正直、この新型コロナの影響がありまして、なかなか思うに任せていないところだと思いますけれども、食品などの外商の関係で言いますと、むしろ身近な量販店をター ゲットとして、例えば大阪だけではなくて、京都、兵庫の量販店にも足を運んで営業活動をしていく中で、新しい取り引きに結びついたものもたくさんあると聞いておりますから、そういった部分。
 それから万博・IR等との連携で言いますと、万博もこの施設整備の輪郭がだんだんと明らかになってきている中で、例えば県産木材の活用について、具体的に売り込んでいこうという動きも進めておりますから、そうい ったところを明日は現状報告させていただいて、約半年ぶりになりますので、特に、今コロナの第5波が一定収束の方向が見えて、関西もこの社会経済活動の回復、日常生活の回復に向けて、だんだんと皆さんの気持ちが盛 り上がりつつあるところではないかと思いますから、そういった中での新しい情報も提供いただいて、ご助言もいただきながら、コロナの影響で出鼻をくじかれている部分もありますけれども、それを何とか取り戻すべくア ドバイザーの方々のご意見も生かしながら、取り組みを進めていきたいと考えております。

 

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